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日本製の透かし折り紙として、昭和12年創業の株式会社クラサワさんから2017年9月15日に発売されたひかりとり紙。うっとりがみのメルマガの読者さんには、6月から3か月間ひかりとり紙の詳しいお話をしてきましたので、すっかりおなじみです。
d初めて「ひかりとり紙」を聞く人には、輸入品のトランスパレントペーパーと何が違うのかよく分からないと思います。なので、これから少しずつブログでお伝えしていきますね♪
ひかりとり紙はトランスパレントペーパーとは違うの!?
同じと言えば同じ。違うと言えば違う。
つまり、ひかりとり紙は透かし折り紙のひとつです。トランスパレントペーパーもそのひとつ。だから、仲間なんです。でも、特徴が違います。
同じ人間だけれど、あなたと私が違うような感じ。名前も違えば、個性も違いますよね?
トランスパレントペーパーの意味するところは「透ける紙」です。だから、ひかりとり紙はトランスパレントペーパーの1つではないの?と思うかもしれません。確かにそうともいえます。総称のような感じです。
でも実際にはトランスパレントペーパーといえば「輸入品のシャリ感のある、あの紙」だと思っている人が多いです。ほぼ、商品名に近い感じになっているとも言えます(メーカーは数社ありますが)。だとすると、柔らかくて、ふんわりしている「ひかりとり紙」は別のものです。
トランスパレントペーパーの例
だから、うっとりがみでは、透ける折り紙を「透かし折り紙」と呼び、そこに属するものとして、「ひかりとり紙」「輸入されている数社メーカーから出ているトランスパレントペーパー」という風に区別したいと思います。
どっちが優れているとかいう話ではないですよ。あなたが使いやすい方を使えばいいのです。大事なのは、あなたが透かし折り紙で折り紙サンキャッチャー作りを楽しむことですからね!OK?
それから、私が一番言いたいこと。
それは、「ひかりとり紙」も「トランスパレントペーパー」も折り紙だということ♪
ひかりとり紙はどんな紙?輸入品のトランスパレントペーパーとどう違うの?
トランスパレントペーパーを基準にした場合の「ひかりとり紙」の特徴を3つあげておきます。
1.コーティングが少ないので、トランスパレントペーパーより柔らかく、コシのない感じがする。
ひかりとり紙にも若干の撥水加工がしてあり、ツヤっとしています。でも、輸入品のトランスパレントペーパーほどシャリ感がありません。「柔らかくて折りやすい」という人もいれば「柔らかくて折りにくい」という人もいます。うっとりがみのアンケート調査では、6割が「柔らかくて折りやすい」3割が「柔らかくて折りにくい」という結果です。
今まで輸入品のトランスパレントペーパーに慣れていた人には、ひかりとり紙の柔らかさは衝撃的です。私も最初はそうでした。慣れてしまうとどうってことありません。
反対にトランスパレントペーパーを触ったことのない人には、ひかりとり紙の柔らかさはどうってことないようです。比べる対象がないからですね。私はいろいろなワークショップや講座で初めての方を観察していますが、全く使用に問題はありません。
トランスパレントペーパーに慣れている人にとっては、同じ力加減で折ったり、のり付けをするので、「うまく折れない」「のりづけがうまくいかない」と感じているようです。
2.紙が薄く、透け感がよい
ひかりとり紙はトランスパレントペーパーより約0.01ミリ薄いです。そして、透け感がとても良いです。窓に貼って光にかざさなくても、ひょいと手に持つだけで、画像のように透け感があるのが分かります。
テーブルに置いてあるだけでも、この通りの透け感。
吊り下げるとこんな感じですね~ きれいでしょ?
でも、やっぱり薄いので、使うのりやテープには相性の良いものを使ってあげる方がいいです。粘着力の強いのり(スティックのり、テープのり)や、窓に貼るときのテープには相性のよいものと悪いものがあります。これは後日、別記事にまとめます。
3.紙を小さく4等分に切らなくてよい!
ひかりとり紙は7.5㎝角です。小さく4等分に切らなくてよくなりました!これは大進歩です。等分にしなくてはいけないストレスは相当なもの。うっとりがみでは正方形から折れる折り方をたくさん紹介しています。だから、7.5㎝角でおりがみサンキャッチャーをそのまま折ることができますよ。
でも、長方形スタートの折り方については7.5㎝を半分に切らなくちゃいけませんけどね。8等分するよりはかなりラクですね!
以上、ひかりとり紙の特徴でした(トランスパレントペーパーと比べた時基準)。
そんなひかりとり紙のスターターキット的、ブックレット付商品の商品情報はこちら。
そして、なんと!間もなく、7.5㎝角が単色で購入できるようになります!!引き続き情報更新しますので、お楽しみに!
ひかりとり紙の使用感・モニター様の声
ひかりとり紙発売前に50名以上の方がモニターとして参加してくれました。ありがとうございました!!アンケート回答・ご感想の一部を紹介します。
★柔らかくて折りやすい 68%
★透け感がよい 59%
★色合いがよい 52%
★柔らかくて折りにくい 34%
★のりづけがうまくいかない 24%
★紙が破れた 6%
★色合いが気に入らない 3%
ひかりとり紙を実際に使っていただいた方のご感想を一部紹介します。
◆とっても、折りやすくて発色もきれいなひかりとりがみですね。のりも塗りやすかったですし、私はとってもお気に入りです。
◆柔らかくて折りづらいので、やっぱりもう少し張りがほしいです。
◆すてきな折り紙をありがとうございました。紙のサイズもちょうどよかったです。色のバリエーションがたくさんほしいです。
◆以前は確か青いドットライナーを勧めていたようでしたのでこれを使っていたら相性が悪く何度もやり直しをしました。やはり「はってはがせるドットライナー」なんですね。ヨレヨレになってしまいました。シワなしPITはつけやすかったです。
◆パリッとしていないためフワフワしてのりをつけようとしているところに貼りにくい。出来上がりのシワが気になる。
◆思っていたよりもクレヨンのような発色で楽しかったです。養護クラスもある小学校なので、こういった優しい色合いの紙はとっても嬉しいです。ぜひ色数増やしてほしいのと束で買えるようにしてほしいです。
◆ひかりとり紙は薄くて折りやすく出来上がりは少しふにゃっとしてしまいました。この薄さでハリと光沢がもっとあったらとても良いと思います。色合いは私好みの色合いで水色はトランスパレントペーパーにはない色だったので嬉しかったです。
◆ひかりとり紙の方が薄くてこしがない正にあぶらとり紙。あと、これはベテランの皆さまは気にならない?のかもしれませんが、裏表がわかりやすいのがひかりとり紙の最大の良さだと思いました。トランスパレントって何回触って見ても折る際、あれ、どっちが表???ってなるのです。でも、ひかりとり紙は一目瞭然でストレスフリー。そして、なによりきちんと正方形(笑)トランスパレントはいつも折ると微妙に歪んでいるので、自分で微調整が必要。これがないのが日本製ならではなのかと思いました。
◆普段は折り紙しか折ってなかったのですが、今回光に透かしてある画像を見て折りたいと思いました。今までトランスパレントペーパーも触った事がないので比較は出来ませんが、とても柔らかく透け感もキレイで好きです。ノリはオススメのシワなしPiT Sを購入。ノリを乗せた部分がわかっちゃうんじゃないか…と考えましたがそんな事も一切なかったです。ひかりとり紙もノリも初めて使ったので、ノリを乗せる力加減が難しかったです。破けてしまいそうで優しく付けたり、ノリが付いているのかわからなくて力を入れると紙がくっついたり。でもよれたり破けたりはしなく、キレイに仕上がりました。子供も(小2女、小1男)普段と違う透けてる紙を見て、キレイと言ってました。何枚も同じものを作って仕上げるので、折り方を1度教えるとすぐに覚え楽しそうでした。それが1つの形になって、色の重なり具合がとてもキレイです。もちろん普通の折り紙じゃ無理です。きっとクラサワさんのきめ細かい優しい紙だからこの透き通り感が出るのだと思います。ぜひまた色々作って窓に飾りたいです。
◆とても繊細でびっくりしましたが、実際に折ってみると角がピシッと合うので嬉しかったです。でも、細かい部分になると紙がフワフワして折りにくいと感じる部分もありました。
◆トランスパレントペーパーで慣れているので、ハリ感が少ないのかなーとは思いますが、折りにくいということはありませんでした。オススメいただいたシワなしピットが、私は、ちょっと使いにくく感じました。乾きやすいのかなー、と思います。
◆早速手にした第一印象は柔らかい!てに心地いい!ということでした。それに色合いが美しいです。トランスパレントの緑や赤、紫は色が暗くなり気に入らずほとんど使っていません。それに比べ、ひかりとり紙は重ねても発色が綺麗!光の取り込み具合も優しくて、私は癒されます日本で作られているというところも良いですね(*´°`*)
私は特に白が好きでほとんどを白で作ります。今まではです。ひかりとり紙の美しい色合いに初めて白以外で色々と作ってみたいと思いました発売する際には単色でも販売希望です♪そして少し和紙のような特徴がトランスパレントペーパーのツルツル感と違って折にくそうと思いきや、ひかりとり紙を使ってみると今まで角がキチッと合わなかったのがピシッと合うのです!
◆ローズウィンドウペーパーを使っていました。こちらのほうが張りがあって折りやすかったです。裏表もわかりやすく良かった。
◆ひかりとり紙はフワフワと柔らかく、お花紙にとてもよく似ていますね。柔らかくて張りが無いので、折りにくさもありますが、折った線が目立たないので、折り直しができます!トランスパレントペーパーだと、くっきり線が残ってしまいますもんね。
使用したノリは、スムーズプリットです。力を入れなくても滑らかに塗れてダマにならないので、ひかりとり紙にはオススメです。シワなしPITは以前持っていたのですが、使用頻度が少ないとカラカラに干からびてしまいます。
トランスパレントペーパーとは違い、色の雰囲気も優しく、日本の和室にもよく合うと思いました。色や柄が増えると嬉しいです♪
◆娘は切り紙に使います。私が折る分には、折りやすかったのですが、娘が切るには、柔らかすぎたようです。切れるけど、時間がすごくかかると言っていました。薄いからではなくて、さくっと切れない。もう少しパリっとしていれば切りやすく扱いやすいのかなと思いました。折るのにも、角をキリッと折るのには、もうちょっぴりパリっとしてるのがいいのではと思います。
◆ひかりとり紙を初めて見た時、発色がとても綺麗だと感じました。子どもでも折れる、簡単な折り方をメルマガ等で紹介してもらいたいです。
◆正方形に切っていただいているので取り掛かりが早くてありがたかったです。また半分の長方形に切る際も、紙が薄いせいか切り口がきれいで無駄にする用紙も減りそうで嬉しいです。これまでこの作業がいちばんのストレスでした!
◆切ってすぐ折れるので嬉しいです。自分で切るとズレたりして、ピシッと揃わないことがあるので、嫌でした。ひかりとり紙はふんわりした感じでトランスパレントは光沢感があって、どちらも好きです。
◆・柔らかくて折りづらいにチェックを入れましたが、手汗で紙が歪むことがないので、その点では折りやすい。・テカテカしている方と、していない方、どちらが表ですか?もしくはどちらを表にすると(内側にすると)折りやすいですか?どこかに書いてあったような気もするんですが…。・トランスパレントペーパーより折り線が見づらく感じます。
以上、ご感想の一部をご紹介しました。最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
分からないこと、質問したいことは、うっとりがみのお問い合わせフォームからどうぞ。
中村 香代
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